JP – @ – E – 007– 1/2 (ver.4) Eグループ良い地に種をまく07 不義
E-4でどうして苦難があるのか」について書きましたが、さらに詳しく見ていきましょう。
(このテーマは新しく追加されたものです。皆さんのディスカッションを参考にして書き進めていきたいと思います。)
不義とは読んで字のごとく「義」ではないという意味です。正義や正しいことがなされず、不当な扱いを受けることなどです。今日子供の虐待が増えておりますが、抵抗するすべを知らない子供に降りかかるそのような災難はまさに不義といえるでしょう。
■ 持つべき基本的な考え方。
(1)神は良いお方
このことを理解する上での大前提は「神は絶対に悪い事をしない!」という事です。
この点は人生の力の入れどころの支点(テコを使って重いものを動かす時にすべての重量を支える点)となります。
人は、不幸が起きるとその理由を探します。それにはさまざまな要素がありますが、「神が良い方である」ということを理解していなければ多くの理解が狂ってくることでしょう。
イスラエルの民はエジプトを脱出した後に苦難に会ったときに「神は悪意によって私達を荒野に連れ出した」(出エジプト14:11)と文句を言いました。
しかし、神が私たちに持っている計画は良い計画なのです。
(エレミヤ29:11) わたしはあなたがたのために立てている計画をよく知っているからだ。――主の御告げ。――それはわざわいではなくて、平安を与える計画であり、あなたがたに将来と希望を与えるためのものだ。
(2)世のあらゆる不幸、不義は神があなたに与えたものではありません。
「御心ならそうなるし御心で無いならならない」というクリスチャンにありがちの発言の間違いについて以前 で書きましたが、そのような考えを持つと「起こった出来事は神の御心である」と考えてしまい、その考えは「神が不義を与える」という考えにつながってくるのです。
ローマ8章28節を曲解するときにも、そのような勘違いは起こります。「神はどんな事も益に変えられるから悪い事もされる。」というような勘違いです。そのような考え方は神を完全に信頼する事ができないようにさせてしまいます。
■ 不義に直面したときの人の反応
<消極的反応>
受動的、不安定な、劣っている、劣等感、無関心、鬱屈とした、罪悪感、不当に扱われたと感じる被害意識、絶望、自己嫌悪、など。敵はこれらを通して結果的に自殺にいたらせます。
<攻撃的反応>
反抗、嫉妬、高慢、支配、コントロール、優越感、競争心、批判的、敵意、恨み、怒り、激怒、など。敵はこれらを通して結果的に殺人を引き起こそうとします。
■ 不義の影響を打ち破るための実際的なステップ
自分の間違いによらない不義を見分ける必要があります。(これは、あなたがそのような取り扱いを受けても当然だという敵の嘘を無効にするためのものです)自分で気づく事が出来る不義もあれば、主から教えてもらう必要のある不義もあります。不義そのものと自分の反応を見分ける事が必要です。
不義はとても深い傷ですので、赦すことはとても難しい事です。
赦すことは、その相手がしたことが正しかったと認めることではないことを知る必要があります。
これは特に大切なステップです。あなたは、なぜ不義が起きてしまったのかを知る必要はもうありません、あなたに起こった不義が何であれ、神様は全てを益と変え、あなたに全き勝利を与えてくださいます。